小杉放菴と横山大観に焦点 日光・記念美術館で展覧会

展示品について説明する迫内学芸員

 【日光】山内の小杉放菴(こすぎほうあん)記念日光美術館で、岐阜県高山市の美術・博物館「光ミュージアム」と連携した初の展覧会「開館25周年記念 大観とその時代 光ミュージアム名品展」が開かれている。小杉放菴と横山大観(よこやまたいかん)の2人に焦点を当て、2人が生きた時代に活躍した画家たちの名品を紹介している。9月11日まで。

 同日光美術館の開館25周年記念事業の一環。1999年に開館した光ミュージアムの所蔵作品から、近代の日本画42点を3章構成で展示している。

 親しい間柄だった小杉と横山の作品を展示する1章は、2人の交友に迫った。金びょうぶに描かれた「不二霊峰」など横山の作品11点と、「たいざん木」など小杉の作品6点が並ぶ。同日光美術館の迫内祐司(さこうちゆうじ)学芸員は「横山の初期から晩年までの名品をずらりと見られる」と話す。

名品展の見どころなどを説明する迫内学芸員

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