北日本で長雨 岩手では特に警戒を 東・西日本は猛暑 お墓参りは家族で熱中症対策を

 きょう15日(月)は、低気圧の影響で北日本は大雨となる。この雨はあす16日(火)にかけて降り続く予想。特に岩手県では、きのう14日(日)までの雨で地盤が緩んでいるので、警戒が必要だ。
 一方、東日本・西日本では晴れて気温が上がる。お墓参りの際は皆で声を掛け合って熱中症対策を徹底してほしい。また、夕方から夜にかけては、夕立にも注意が必要だ。

北日本:低気圧の影響であす夜まで雨 岩手県は特に警戒を

 北日本では、日本海から来る前線を伴った低気圧の影響で、広く雨の予想だ。
 昼前から東北日本海側に雨が降り始め、夕方には東北と渡島半島を広く雨雲が覆う予想。あす16日は、低気圧の中心が北海道を通過する見込みだ。このため、北海道と東北北部では、あすにかけて雨が降り続いて長雨となる地域もある見込み。気象庁は、土砂災害や河川の増水などに警戒を呼びかけている。
 特に岩手県では、きのうまでの雨で地盤が緩んでいる所がある。自治体からの情報をこまめにチェックしてほしい。

東日本:北陸は雨が降ったり止んだり 太平洋側は夕立に注意

 北陸では、朝から低気圧に伴う雨雲がかかり、雨が降ったり止んだりを繰り返しそうだ。一方、関東甲信と東海では晴れ間が広がる。ただ、湿った空気の影響で大気の状態が不安定になり、夕立の可能性がある。洗濯物の外干しの際は空模様の急変に注意が必要だ。

西日本:九州で雨雲広がる 太平洋側は夕立も

 朝は太平洋側の地域で晴れ間が出ているが、湿った空気の影響で天気は下り坂だ。特に九州では、山の西側の地域を中心に徐々に雨の範囲が広がる予想。お出かけの際は、雨具があると安心だ。
 また、西日本でも夕立の可能性がある。特に太平洋側の山沿いで可能性が高いので、注意が必要だ。

東日本・西日本の気温 猛烈な暑さに お墓参りは皆で熱中症に注意を

 関東~沖縄では日差しの影響で気温が上がる。午前中から30℃を上回る地域も多く、各地で猛暑日になりそうだ。東京や名古屋でも猛暑日一歩手前の34℃の予想。
 お墓参りなど、激しい運動をする予定がなくても、熱中症対策に十分注意が必要だ。特に、高齢者は「暑い」と感じにくくなっている方も多い。皆で声を掛け合って、熱中症対策を徹底することが重要だ。

<15日の予想最高気温(前日差)>
札幌  27℃(+1℃)平年並み
仙台  29℃(±0℃)平年並み
新潟  30℃(±0℃)平年並み
東京  34℃(+1℃)真夏以上
名古屋 34℃(+2℃)平年並み
大阪  35℃(+1℃)平年並み
福岡  35℃(-1℃)真夏以上
那覇  34℃(+1℃)真夏以上

(気象予報士・森戸美唯)

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