100均グッズで天井収納を自作! 誰でもできる車中泊を快適にする簡単DIY

車中泊をしていると、より快適な車内空間を作りたいと思ってくるもの。そこで今回は、100均グッズを活用した天井収納の作り方をご紹介します。3種類の100均グッズを使った、誰でもできる簡単な方法なので、「自分はDIY苦手だし…」と思っている人でも大丈夫。特に軽バンなど、天井が高い車に乗っている人は必見ですよ!

車中泊に天井収納は必要? 100均グッズでのDIYがおすすめな理由も解説

車に天井収納がなくても車中泊は成立しますが、あると車中泊がより快適になります!

まずは車中泊の際、車に天井収納があると便利な理由について、100均グッズだけでDIYするのがおすすめな理由とあわせてお伝えします。

天井収納があれば車内空間を有効活用できる

筆者撮影

車中泊をしていると、車内が散らかり手狭に感じることがあります。

車中泊が楽しくなってくるといろいろな道具を試してみたくなり、いつの間にか荷物がいっぱいに…といったことは珍しくありません。

そんなときに車の天井収納があると、車内がスッキリします。特に軽バンやハイエースなどの商用車は天井が高く、天井収納を設置するにはおすすめの車種

車中泊で荷物が散らかってきたなと感じたら、天井収納を検討する良いタイミングかもしれませんよ。

100均グッズでのDIYであれば低予算で済む

筆者撮影

言うまでもなく、100均グッズは低予算で入手可能。今回筆者が購入した100均グッズは合計12点で、かかった金額は1,320円です。

「これぐらいの予算であれば気軽に試せそう」という人も多いのではないでしょうか。また、万が一うまくいかなかったとしても、金銭的なダメージは少なくて済みます。

100均グッズを活用したDIYは失敗したときのリスクが少なく、楽しみながら実践できるのが魅力ですね!

車の天井収納をDIY! ネットや突っ張り棒など3種類の100均グッズを活用

ここからは車の天井収納DIYに必要な材料をご紹介。

今回筆者は、すべて100均の『セリア』で材料を揃えました。セリア以外の100均でも手に入るものばかりなので、お近くの100均をチェックしてみてくださいね。

天井収納DIYに必要な材料【1】突っ張り棒

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天井収納DIYに必要な材料の1つ目は、突っ張り棒です。

今回ご紹介する方法は、天井付近に突っ張り棒を2本設置し、その間にネットを装着してマグネットで張りを持たせるというもの。そのため、突っ張り棒が天井収納の骨組みに当たります。

注意点として、車に突っ張り棒を設置できる場所があるかを事前に確認しておきましょう

突っ張り棒を固定できる平らな場所、もしくは安定した場所を確保できるかどうかがとっても重要です。

斜めになっていたり、滑りやすくなっていたりする壁ではしっかりと固定できません。家に突っ張り棒がある人は、実際に車に設置してみて、問題なさそうかをチェックしておくと安心ですよ。

天井収納DIYに必要な材料【2】自転車かご用ネット

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天井収納DIYに必要な材料の2つ目は、自転車かご用ネットです。

今回のDIYでは、自転車かご用のネットを複数つなぎ合わせ、突っ張り棒に装着します。天井の幅や、作りたい天井収納の大きさにもよりますが、筆者はネットを6個使用しました。

筆者が確認したところ、セリアの自転車かご用ネットは黒とグレーの2色。筆者はグレーを使用しましたが、お好みの色を選んでくださいね。

天井収納のDIYに必要な材料【3】マグネットフック

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天井収納DIYに必要な材料3つ目は、マグネットフック。筆者はマグネットフックを4つ使用しました。

突っ張り棒にネットを装着しただけでは、張りがなく天井収納として機能しません。マグネットフックで固定し、ネットに張りを持たせることで、安定した天井収納になります。

天井収納DIYに使うマグネットフックは、フックが可動式のものを選びましょう。可動式のフックであればネットを引っかけやすく、微調整もしやすいのでおすすめです。

また、マグネットフックは車中泊にあると便利なグッズでもあります。ランタンや上着を引っかけるなど何かと重宝するので、いくつか持っておいて損はありませんよ!

DIYに必要なのは100均グッズだけ! アシストグリップなしで車の天井収納を作る方法を解説

材料を揃えたら、天井収納を作っていきましょう!天井収納のDIYは、大きく分けてたったの4手順で、アシストグリップも使いません。

難しい作業はないので、まとまった時間さえ取れれば誰でも簡単に作れますよ。

天井収納の作り方【1】ネットをつなげる

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まずは、自転車かご用のネットをつなげます。

自転車かご用のネットには、もともとフックがついています。これを利用してネット同士をつなぎ合わせ、1枚の大きなネットにしましょう。

ネットとネットのつなぎ目は隙間が空きやすく、荷物が落ちる可能性があるので、複数のフックで固定するのも◎。

ただし、つなぎ合わせたネットの外周部分のフックは、のちほどネットを引っ掛ける際に使用します。つなぎ合わせるときにフックをすべて使わないよう注意してくださいね。

天井収納の作り方【2】突っ張り棒とマグネットフックを設置する

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続いて、車に2本の突っ張り棒と、突っ張り棒の間にマグネットフックを設置します。

2本の突っ張り棒の間隔が、つなぎ合わせたネットより少しだけ広めになるよう配置しましょう。間隔が狭すぎるとネットが弛んでしまい、反対に間隔が広すぎるとネットに張りがつきすぎて、突っ張り棒がズレる原因になるので注意が必要です。

マグネットフックはネットを引っかけるタイミングで位置を調整できるので、大まかな位置でOKですよ。

天井収納の作り方【3】ネットを突っ張り棒に引っ掛ける

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突っ張り棒とマグネットフックを設置できたら、突っ張り棒にネットを装着していきます。

方法はネットを突っ張り棒に垂らし、ネットの外周部分に付属しているフックで引っ掛けるだけ。

1本の突っ張り棒につき4か所ほど引っ掛けると、ネットに張りが出て荷物を置きやすくなりますよ。

天井収納の作り方【4】マグネットフックにもネットを引っかける

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最後に、マグネットフックにもネットを引っかけます。

筆者の車ではネットの端を引っかけるだけで十分な張りを得られました。張りが少ないなと感じる場合は、1つ内側の網目に引っ掛けてみましょう。

ただし、張りを強くしようと思って強く引っ張ると、マグネットフックが落下してしまう可能性があります。マグネットフックの強度を高めたい人は、より強力なマグネットを用意するのもアリですよ。

天井収納の作り方【番外編】好みのグッズを見つけておしゃれにアレンジするのも◎

以上の4手順で天井収納は完成ですが、「より自分好みのデザインにしたい!」と感じた人も少なくないはずです。

ECサイトや雑貨屋をのぞいてみると、アンティーク調や木目調など、さまざまな種類の突っ張り棒があります。

SNSやYouTubeでは、車内をおしゃれにDIYするコンテンツも多いので、そういったコンテンツを参考にしながら、こだわりの材料を調達するのもおすすめですよ。

車の天井収納DIYの注意点! 強度を求めるなら100均ではなく市販のネットがおすすめ

今回ご紹介した天井収納のDIY方法は、重たいものを乗せるには不向きです。

筆者はサンシェードと車用網戸、携帯トイレなどの軽いものだけ乗せています。

もう少し重たいものを乗せられる強度が欲しい人は、市販の天井収納用ネットがおすすめ。アシストグリップに固定するタイプなので、製品の耐荷重さえ守れば落下する心配はありません。

また、SNSやYouTubeをチェックすると、釣り竿を積載するロッドホルダーを天井収納代わりにしている人も。ロッドホルダーはカー用品店での取り扱いが充実しているので、気になる人はチェックしてみましょう。

100均グッズだけで車の天井収納は簡単に自作できる! DIY初心者もチャレンジしてみよう

筆者撮影

今回は、100均グッズを活用した車の天井収納の作り方について解説をしました。

今回ご紹介した方法はあくまでも一例で、予算や車種によって最適なDIY方法はさまざまです。

SNSやYouTubeにはいろいろな方法が紹介されています。今回の記事はもちろん、SNSやYoutubeも参考にしてご自身の予算や車に合った天井収納を作ってみてくださいね。

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