『六本木クラス』平手友梨奈のキャラ設定が物議「本当にソシオパス?」「脚本が適当すぎる」

テレビ朝日本社ビル

鳴り物入りでスタートした韓国ドラマの『梨泰院クラス』のリメイク作品に視聴者が困惑している。木曜ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)の第6話が8月11日に放送されたが、「設定めちゃくちゃ」の声が一斉に上がっている。

第6話は、長屋茂(香川照之・56)が「二代目みやべ」にやってきた時の会話から、宮部新(竹内涼真・29)が長屋ホールディングスの株を買っていたことを知った麻宮葵(平手友梨奈・21)。しかも、新は長屋に先制パンチを食らわせると言い、何やら計画しているようだが、何も話してくれないことに苛立ち……というストーリーが描かれていた。しかし、この第6話で平手友梨奈演じる葵の「ソシオパス」という人物設定に疑問の声が集まっている。

ソシオパスとはそもそも、反社会的な行動や気質を特徴とする精神疾患(パーソナリティ障害)を抱えた人のこと。相手の気持ちが理解できない、周囲から反感を受けやすい、善悪を問わないなどの人格障害を指し、第2話から本格的に登場した葵は、クラスで起きたいじめの様子を自身のアカウントに生配信するなど、誰にも共感されない行動を繰り返していたのだが……。

「その後、新の経営する居酒屋『2代目みやべ』で働くことになった葵は、次第に新に惹かれていき、新に夢中に。第6話では、なかなか過去を話してくれない新にしびれを切らした葵が新に迫り、父親の事故をめぐる長屋との因縁や新の過去の苦労を知ることになりました」(芸能ライター)

これを知った葵は涙。さらに、なにも知らなかった長屋龍二(鈴鹿央士・22)に八つ当たりするという場面も描かれたが、この感情向き出しの描写にネット上から、「本当にソシオパスなの?」「脚本が適当すぎる」「ソシオパスって胸が痛むとかいう感情ないのかと思ってたけど……」といった困惑の声が多く寄せられている。

「一般的にソシオパスは表面的な愛想がよく感情も表に出さないといわれており、本作で描かれている葵とは全くの正反対。恋愛をしないわけではないものの、『六本木クラス』の葵は、好きな人にはデレて興味のない人には冷たい程度の単なる『ツンデレ』。むしろ『ソシオパス』の設定がなければただの性格の悪い、ワガママなだけな女性とも言える描き方に、視聴者からは設定に疑問の声が集まっています」(同)

天才設定の葵だが、今後も雑すぎるソシオパス設定は続くのだろうか。

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