“新たな交流生まれる場に” 宿泊滞在施設「カラリト」オープン 五島

海を一望できるメゾネットタイプの2階=五島市浜町、カラリト五島列島

 長崎県五島市大浜地区の宿泊滞在施設「カラリト五島列島」が14日、オープンした。全室から海を一望できる開放的な造り。運営するカラリト(同市)は「飾らない自分に還(かえ)るような施設にしたい」としている。
 新築した棟と、3階建ての旧保養所を改修した全48室。ツインやダブル、メゾネット(2階建て)の各タイプがある。メゾネットは家族やグループ向けで、和室やテラス、キッチンを備えている。吹き抜けのレストランからも海を見渡すことができ、五島産の食材を提供。外にはウッドデッキを設けた。

吹き抜けのレストラン=五島市浜町、カラリト五島列島

 カラリト代表の平﨑雄也さん(38)は熊本県出身。東京の不動産開発会社を退職し、仲間と同社を創業。2年前に五島市に移住し準備を進めてきた。スタッフは地元やUIターンの約40人を採用。触れ合いを大切に親しみのあるサービスを目指す。
 カフェやワーケーションとしての利用も歓迎。平﨑さんは「落ち着いた環境で自分と向き合う場になれば。滞在者同士や、地域の人たちとの交流が生まれる場にしたい」と話した。


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