【#あちこちのすずさん】5年間朝鮮半島で 終戦後は嵐の中、逃げるように引き揚げ

 戦時下の日常を生きる女性を描いたアニメ映画「この世界の片隅に」(2016年)の主人公、すずさんのような人たちを探し、つなげていく「#あちこちのすずさん」キャンペーン。読者から寄せられた戦争体験のエピソードを紹介しています。

(女性・87歳)

 私は1941(昭和16)年より45(同20)年8月の終戦までにかけて、国民学校5年生までの5年間を朝鮮半島で過ごしました。

 終戦後、朝鮮半島から嵐の海の中逃げるように引き揚げ、命を救われて生きております。

 戦後日本の国が貧しい時代も経験しましたが、今は88歳を前に運命のありがたさをしみじみと感じ、感謝しながら生きております。

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