栃木GB、埼玉と4-4 高岸収穫十分の52球

初先発の栃木GB高岸

 野球独立リーグ・ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブス(GB)は14日、県営球場で埼玉と対戦し4-4で引き分けた。通算21勝7分け25敗で南地区3位。

 栃木GBはお笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行(たかぎしひろゆき)が初登板。初回に2死三塁から暴投で先制点を許した。二回は制球が乱れ本塁打と適時打を浴びて2失点。この回限りで降板し、デビュー戦は2回52球3安打3失点だった。

 試合は栃木GBが三回、小倉由靖(おぐらよしのぶ)の中犠飛で反撃の1点。四回に1点を返されたが五回に佐々木斗夢(ささきとむ)の適時打などで3点を挙げ同点に追い付いた。五回以降は投手陣が踏ん張り、細かい継投で埼玉を1安打に抑え無失点。しかし打線が六回1死満塁の好機で無得点に終わるなど、最後まで勝ち越すことができなかった。

 次戦は16日午後3時から小山運動公園野球場で神奈川と対戦する。

進化目指す29歳の挑戦

 29歳の挑戦。3失点で降板したとはいえ、高岸宏行(たかぎしひろゆき)がプロ選手として栃木GBで踏み出した一歩はファンの心に深く刻まれた。「現時点でやれる100%を出し切った」。いつもの大きな声で語る言葉から充実感があふれていた。

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