クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル、幻のライヴ音源が完全収録され初の公式発売へ

Craft Recordingsは、2022年9月16日に『Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall』のコンサートを全曲録音したアルバムをマルチ・フォーマットでリリースすることを発表。同時に1970年のこの有名なライヴを中心としたコンサート・ドキュメンタリー長編映画『Travelin’ Band:  Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall』を発表することを明らかにした。[(https://www.udiscovermusic.jp/stories/golliwogs-creedence-clearwater-revival)

このアルバムとドキュメンタリー映画は、グラミー賞を2度受賞したボブ・スミートン(『The Beatles Anthology』『Hendrix: Band of Gypsies』)が監督し、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの多くのファンに長い間幻とされていた失われていたロンドン公演の録音を提供するもの。映画『Travelin’ Band:  Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall』は、クリーデンスをこよなく愛するアカデミー賞受賞俳優、ジェフ・ブリッジスがナレーションを担当している。

1970年、ロンドンで最も格式の高い会場で行われた伝説のコンサートでは、ジョン・フォガティ、トム・フォガティ、ダグ・クリフォード、スチュ・クックがCCRの代表曲である 「Fortunate Son」「Proud Mary」「Bad Moon Rising」を演奏し、リスナーをショーの中心に据えている。

グラミー賞受賞プロデューサー、ジャイルズ・マーティンとエンジニアのサム・オケルが約50年間保管されていたオリジナルのマルチトラック・テープを丹念に修復しミキシング。LPのマスタリングは、アビイロード・スタジオの著名なエンジニア、マイルズ・ショーウェルが担当し、最高品質のリスニング体験を提供するためにハーフスピード技術を使用している。

当時のクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの急成長について、ブリッジズは映画の中で次のように語っている。

「わずか12ヶ月の間に、バンドは全米チャートで5枚のトップ10シングルと3枚のトップ10アルバム(『Bayou Country』『Green River』『Willy and The Poor Boys』)を達成し、ザ・ビートルズを上回った。彼らは、伝説のエド・サリヴァン・ショーに出演し、ウッドストックに集まった何十万人もの人々を含め、全米で100万人以上の人々にライヴ演奏を披露した。ジョン、トム、スチュ、ダグはジョン、ポール、ジョージ、リンゴほど親しみやすい響きではなかったかもしれないが、CCRは世界最大のグループという肩書でザ・ビートルズに挑戦していた」

ジョン・フォガティはアメリカで最も政治的意義のあるソングライターの一人とみなされていた。CCRが同時代の多くのグループと違うのは、レコードの音をステージで再現する能力、そしてライヴ・パフォーマンスへの愛から生まれるコンサートにおける胸の熱くなる興奮と喜びだった。

ロイヤル・アルバート・ホールのショーに対する絶賛の声は、タイムズ誌やNMEといったプレスに掲載され、後者は当時こう断言している。

「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイバルは、私だけでなく多くの観客の意見で、彼らが世界で最も偉大なロックンロール・バンドであることを疑う余地もなく証明した。彼らの有能な手によって、ロックの真の精神は健在であるばかりか、ラバのように蹴りまくっているのだ」

映画に関する詳細は近日公開予定。

Written By Paul Sexton

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**クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル
『Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall』**
2022年9月16日発売

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