八木莉可子とIMPACTors・影山拓也が「24時間テレビ45」SPドラマ「無言館」に出演

八木莉可子と影山拓也(IMPACTors/ジャニーズJr.)が、日本テレビ系で8月27~28日放送の「24時間テレビ45」(午後6:30)内のスペシャルドラマ「無言館」(27日午後9:00頃予定)に出演する。

劇団ひとりが監督・脚本を担当し、浅野忠信が主演を務める本作。ドラマは、戦争によって、命とともに絵を描くことを奪われてしまった若者たちが残した絵を集めることで、自分を見つけ、そして自分の思いを届けようとした、1人の男・窪島誠一郎氏の物語。題材となる「無言館」は長野県上田市に実在する美術館で、実際に窪島氏が集めた戦没した画学生らの絵が展示されており、後世に向けて戦争を語り継ぐ場所となっている。

八木は、「女優の登竜門」ともいわれる清涼飲料水のCMに、新人ながら14歳で抜てき。圧倒的な透明感とフレッシュな魅力が話題を呼んだ注目の若手女優だ。その後、雑誌の専属モデルを務めたほか、今やドラマ・映画など幅広いジャンルで引っ張りだこで、その演技力からも目が離せない存在となっている。

一方、影山は、2020年10月に結成したジャニーズJr.の人気グループ・IMPACTorsのリーダーとして活動。IMPACTorsは、滝沢秀明氏がグループ名を命名したことでも知られており、「滝沢歌舞伎」に出演するなど舞台でも活躍し、ここからさらなる活躍が期待される、若手筆頭の注目株だ。

そんなフレッシュな2人が担うのは、戦争に向かう最後の最後まで恋人の姿を描き続けた戦没画学生・日高安典(影山)と、そのモデルとなった恋人・雪江(八木)。戦争に日常を奪われた若い2人の切なく悲しい恋の物語を、役と同世代の2人が演じる。

今回の出演にあたって、八木は「戦争について描いてある作品であるということ、また実際にいらっしゃった方を演じさせてくいただということで、しっかりとその責任を感じて向き合いたいなという思いがありました。劇団ひとり監督とお仕事させていただくのは初めてだったのですが、明確な『撮りたい像』を持ちつつ、役者側の意見も聞いてくださり、安心して役に挑める環境を作ってくださいました。この作品に携わらせていただいた1人として、当時を生きられた方や、今を生きる多くの皆さまの心に届く作品になるといいなとお祈りしています」と思いを伝える。

初のドラマ出演となる影山は「今回念願のドラマ初出演で、お話をいただいた時はとにかくうれしかったです。舞台出演の経験が多い分、映像仕様にお芝居をすることにとても苦戦しましたが、監督の劇団ひとりさんや共演者の皆さんにサポートしていただき無事にクランクアップすることができました。劇団ひとりさんと実際に現場でお会いした時は、お笑い芸人の劇団ひとりさんではなく監督そのものでカッコよかったです」と撮影を振り返り、「『無言館』を見ていただいた方に感動をお届けしたいのと同時に、影山拓也とIMPACTorsを1人でも多くの方に知っていただければと思っています」とアピールしている。

劇団ひとりは、八木について「CMに出演しているのを見て、『雪江のイメージにぴったりだなぁ』と思い、すぐに検索して、その場でプロデューサーに連絡した」とオファーの経緯を明かし、「カメラを通してみると、ものすごく画になる方。将来とんでもない大物になる人の、最初の方を見ているのではないかと思った」と、レンズ越しにも伝わる存在感に圧倒されたことを伝える。

影山に関しては「現役で活躍しているアイドルなのだけれど、昭和の好青年を彷彿(ほうふつ)とさせるルックスも役にぴったりで、初めてのドラマ出演にもかかわらず、そうとは思えないぐらい堂に入ったお芝居をしてくれて、安心感がありました」と言い、「2人のういういしさ、すれてなさ、みたいなものが、若い頃の男女の空気感をしっかりと醸し出してくれた」と2人の演技を絶賛している。

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