【夏の甲子園】横浜ナインが帰浜 主将玉城「すっきりはしないが、いい終わり方できた」 2回戦で聖光学院に惜敗

宿舎のスタッフに感謝の言葉を伝える横浜の選手=15日午前、大阪市内(同校提供)

 第104回全国高校野球選手権大会に出場した神奈川代表の横浜ナインが15日、帰浜した。2年連続20度目の出場となった夏の甲子園を終え、主将の玉城陽希(3年)は「去年以上にあっという間に感じた。高校野球は甲子園で終わりたいと思っていた。すっきりはしてないけれど、いい終わり方はできた」と振り返った。

 横浜は今大会、初戦の1回戦で三重に4―2で競り勝ち、節目の春夏通算60勝目をマーク。2回戦の聖光学院(福島)戦は2―3で惜しくも敗れてベスト16を逃したが、堅守を中心に神奈川で鍛え上げたレベルの高い野球を見せつけた。

 約2週間に及ぶ大阪滞在を終えた選手たちは同日午前、宿舎のスタッフに感謝を伝え、新幹線に乗り込んだ。昨夏から主力の岸本一心(同)は「弱いと言われたチームでここまでいけたのはすごいと思う。誇りを持って帰りたい」と話した。

 新チームは16日に始動。9月3日に始まる秋季県大会に推薦出場し、来春の選抜大会出場を目指す。中心選手として期待される2年の緒方漣は「甲子園では泥臭くやらないと勝てないとあらためて分かった。基礎、基本から見直して勝てるチームをつくっていきたい」と意気込んだ。

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