台湾・韓国線再開の願い込め、飛行機ねぶたが青森に出陣

3年ぶりに開催された「青森ねぶた祭」で、青森空港に就航する各社の飛行機を模したねぶたが登場した。

祭りに出陣したのは、ソウル/仁川や台北/桃園と青森を結ぶ路線を展開している(現在は運休中)、大韓航空とエバー航空の“ミニ飛行機ねぶた”。8月2日から7日までの祭り期間中、大型ねぶたとともに会場を練り歩き、会場を盛り上げた。

大韓航空のねぶたはボーイング747型機やエアバスA380型機を思わせる4発機タイプで、同社によると、青森県や関係機関の協力で制作してもらったという。同社はねぶたの写真とともに「青森空港に水色の飛行機が帰ってくる日が一日も早く訪れますように」とTwitterに投稿し、早期復便の願いを込めた。エバー航空も「運航再開後は青森と台湾の橋渡し役となれるようがんばります」とコメントした。

また、国内線を運航する日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)、フジドリームエアラインズ(FDA)なども参加。JALからは台座に乗ったものと、手持ちタイプの2種類のねぶたが出陣した。同社のFacebookによると、本体の翼と尾翼の部分にはリンゴの剪定枝を原料とした和紙を使用しており、ふるさとアンバサダーの客室乗務員も制作を手伝ったという。ANAのねぶたはボンバルディアDHC8-Q400型機のようなプロペラ機で、風を受けてプロペラ部分が回る本格的な作り。FDAのねぶたは、照明の色をカラフルに変化させて実機のさまざまなカラーリングを表現していた。

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