「“普通の丼ぶり”やっても面白くない」“おさかないっぱい”海鮮丼でJリーガーもわんさか来店【愛情ごはん】

とあるマンションの一階。扉の奥へ進むと、中にはJリーグ選手のサイン入りユニフォームがたくさん!さらに奥に進むと、オシャレなカウンターがあります。

JR東静岡駅の近くに7月オープンしたばかり。海鮮の店「おさかないっぱい『福』」。

魚を切るのは店主の福田稔さんです。店の一番人気は、新鮮な海の幸をたっぷりのせた丼。マグロや鯛などその日とれた10種類の旬の魚、仕上げにイクラをのせればできあがり。清水から仕入れてきたネタをたっぷりのせた「海鮮ごちそう丼」。1800円。まるで、海の宝石箱!

<おさかないっぱい「福」福田稔さん>

「利益が少なくても、店名が『おさかないっぱい』なので、いっぱい入れないとうそになってしまうので、いっぱい入れています。ほかと違うことをやりたくて、普通の海鮮丼をやっても面白くないので、見た目から楽しんでもらえるように。フタをあけた時に、喜んでるのを見るとうれしいので、どんどん増えたらあんなになった」

ネタのディスプレイもきれいですね!

<おさかないっぱい「福」福田稔さん>

「カウンターがメインの店なので、見た目もきれいにしたほうが美味しそうに見えるかなと思って見た目もきれいにしている」「毎朝だれよりも早く市場に行って、一番良い魚を買うようにしている。20年近く、魚を見ているので、より美味しそうなやつを買うようにしている」

気になるのは、店内にあるサイン入りユニフォームの数々。こんなにたくさん、どうしたんですか?

<おさかないっぱい「福」福田稔さん>

「もともとエスパルスを応援するお店をやっていたが、ひょこっと選手が来だしたら、あれよあれよと皆来てくれるようになって、お食事の面でサポートしていたら、お礼にみなさんくれるようになって、いつのまにかこんなに溜まるようになった。『僕のごはん食べました』『次の試合点とりました』とか、ほんのちょっとでも僕のパワーになっていると思うと、それが嬉しくて、試合が出られないって悩んだりしていたら、美味しいごはんを食べてもらえたら、ちょっと笑顔になったりとか。そういうところが嬉しい」

福田さんは焼津や清水で修業後、三保にある実家の民宿を手伝い、独立して店を出しました。なぜ、東静岡を選んだんですか?

<おさかないっぱい「福」福田稔さん>

「エスパルス=清水となってしまうけど、ホームタウンは静岡。僕が東静岡に来ることによって、東静岡ももっとエスパルスの色に染めたい。ここからもっと盛り上げようと思っている」

人を楽しませることが大好きな福田さん。子ども向けの、握り寿司体験というメニューもあるんです。

<おさかないっぱい「福」福田稔さん>

「コロナでお子様がどこもいけないとか、家族のふれあいがない中で、僕にできることを考えた時に、食の力を使って、こどもに体験させて、喜んでもらえれば良いかなと。正直儲けはないんですけど、子どもが喜んでもらえれば全然嬉しい」

ほかにも、「お子様ミニ丼お菓子の掴み取りつき」や、女性にはマグロのほほ肉ステーキ定食が人気です。魚のアラで作ったタレが絶品です。

取材をしていると、元Jリーガーもお弁当を買いに来ました。

<元清水エスパルス加賀美翔さん>

「海鮮美味しいです」

<ディレクター>

Q福田さんの人柄はどう?

<加賀美さん>

「顔もイケメン、人も良い、完璧。」

<福田さん>「きょうはタダです(笑)」

元Jリーガーが遊びに来てくれるなんて、本当に愛されていますね。最後に福田さんの夢、きかせてください。

<おさかないっぱい「福」福田稔さん>

「まずは、東静岡の店を盛り上げた後に、また清水と三保にも新しいお店を出せるようにして、そこを盛り上げて、エスパルスも盛り上げて、周りの人たちも笑顔にできるように盛り上げていきたい」

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