鎌倉の弁当製造販売「バニーフーズ」が破産 学校や企業向けにデリバリー展開 他社と競合や客単価減響く

 帝国データバンク横浜支店によると、弁当の製造販売を手がけるバニーフーズ(鎌倉市)が15日までに、横浜地裁から破産手続きの開始決定を受けた。負債額は調査中。同社は積極的な障害者雇用の取り組みで注目を集めていた。

 1983年に創業した同社は、同市周辺で学校や企業向けに弁当のデリバリー事業などを展開。2015年10月期には売上高約3億1300万円を計上した。

 しかし、同業他社との競合や客単価の減少で収益が悪化。昨年6月末に本店兼店舗を閉鎖していた。関係会社のラビー(同)も同日までに、破産手続きの開始決定を受けたという。

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