NY外為市場=ドル上昇、中国指標軟調で安全資産に買い

[ニューヨーク 15日 ロイター] - ニューヨーク外為市場で、安全資産としてのドルに買いが入る一方、豪ドルなどの資源需要に敏感に反応する通貨は下落した。中国の主要経済指標が軟調で世界的な景気後退(リセッション)懸念が意識された。

中国の7月の鉱工業生産などの主要経済指標は、軒並み予想に反して減速。工場生産や小売りが政府のゼロコロナ政策に圧迫された。

バノックバーン・グローバル・フォレックス(ニューヨーク)のチーフマーケットストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「中国のコモディティー(商品)需要に対する懸念がリスクオフの姿勢につながっている」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数は0.79%高の106.52。

ユーロは0.97%安の1.0157ドル。

豪ドルは1.43%安の0.7021米ドル。ニュージーランドドルは1.45%安の0.6363米ドル。

オフショア人民元は1ドル=6.8197元と、5月16日以来の安値を付けた。

インフレが鈍化したことで、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩める可能性があるとの見方を背景に、ドル指数は7月14日に付けた20年ぶりの高値(109.29)から下落。ただ、FRB当局者はインフレに勝利宣言するのは尚早とし、タカ派的なトーンを維持している。

バノックバーンのチャンドラー氏は「FRBは金融引き締めの意向を示しているにもかかわらず、市場では利上げ見通しが緩和されているため、FRBはより大きな幅での利上げで主張を押し通す必要がある」とし、FRBは9月の会合でも0.75%ポイントの大幅利上げを決定するとの見方を示した。

米経済の状況を見極めようと、今週は16日の鉱工業生産や17日の小売売上高などが注目されている。

ドル/円 NY終値 133.32/133.34

始値 133.35

高値 133.39

安値 132.56

ユーロ/ドル NY終値 1.0160/1.0164

始値 1.0202

高値 1.0223

安値 1.0156

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