敦賀花火大会2022は中止 8月16日、敦賀観光協会

色とりどりの大輪が夜空を彩った「とうろう流しと大花火大会」=2018年8月16日夜、福井県敦賀市松島町(多重処理)

 福井県敦賀市で8月16日に開催予定の「とうろう流しと大花火大会」について、主催する敦賀観光協会は同日夕方、中止すると発表した。天気の回復が見込めなく落雷の危険性が高いためとしている。

 今年は約8千発に規模を縮小し、打ち上げ時間は40分程度に縮めて実施する予定だった。敦賀観光協会によると、同日午前10時時点では開催の可否は決まらず、午後2時に開催と発表したものの夕方に中止が決まった。

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 同大会は戦没者慰霊の送り火のため1950年に始まった。2019年は台風の接近、20、21年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。近年は約1万3千発を打ち上げ、約20万人が訪れる。21年は大会自体は中止としたものの、コロナ疲れをした市民を元気づけたいと約1500発の「サプライズ花火」を打ち上げた。

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 福井地方気象台によると、福井県では16日夕方から17日にかけて雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、17日未明から1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るところがあるとみられる。

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