海星8強ならず 選抜準Vの近江に逆転負け 目標の4強に届かず

試合後、アルプス席の応援団にあいさつに向かう海星の選手たち=兵庫県西宮市、甲子園球場

 第104回全国高校野球選手権第10日は15日、甲子園球場で3回戦4試合が行われ、長崎県代表の海星は選抜準優勝の近江(滋賀)に1-7で敗れ、「サッシー」こと酒井圭一投手(元ヤクルト)らを擁して4強入りした1976年以来、46年ぶりの準々決勝進出はならなかった。
 試合は中盤まで海星の宮原、近江の山田の両先発による投手戦。海星は二回2死から四球で出塁した平尾が二盗を決め、牧の適時打で先制したが、三回に失策絡みで同点に追いつかれ、五回に長打で勝ち越しを許した。七回1死から西村、平尾の連打でつくった好機を生かせず、その裏、山田の満塁本塁打などで一挙5点を奪われた。
 近江のほか、仙台育英(宮城)、高松商(香川)、愛工大名電(愛知)が準々決勝へ進出。仙台育英は明秀日立(茨城)を5-4で下し、高松商は2-1で九州国際大付(福岡)に競り勝った。愛工大名電は明豊(大分)を5-2で退けた。


© 株式会社長崎新聞社