女性というだけで正当な評価を受けられない天才科学者 知られざる半生を描く 映画「キュリー夫人」予告

10月14日より劇場公開される、ロザムンド・パイク主演の映画「キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱」の、予告編が公開された。

予告編は、主人公のマリ・スクウォドフスカが、将来の夫となるピエール・キュリーと出会うシーンから始まる。公私ともに親しくなっていく2人は、ある鉱石の中に未発見の元素を見つける。その後、研究所を追い出されてしまう不遇に見舞われたマリだが、懸命に研究を続け、原子が有限というのは間違いであると発見する。マリらの研究はノーベル賞を受賞するが、推薦状には夫の名前しかなかった。女性というだけで正当な評価を受けることが出来なかったマリ・キュリーの困難と人生が描き出されている。

あわせて公開されたポスタービジュアルでは、ロザムンド・パイクが演じるマリ・キュリーを中心に、夫や娘など彼女の人生に深く関わった人物の姿が描かれている。

「キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱」は、キュリー夫人の激動の半生を描いた作品。19世紀のパリ。ポーランド出身の若き女性研究者マリ・スクウォドフスカは、性差別によって研究の機会を与えられずにいた。そんな中、同僚の科学者ピエール・キュリーと結婚したマリは、キュリー夫人となる。彼の支援で研究に没頭した彼女は、ラジウムとポロニウムという新しい元素を発見。夫婦でノーベル賞を受賞するが、夫は不慮の事故でこの世を去ってしまう。さらに、彼女が発見したラジウムは、がん細胞の治療に役立つ一方、核兵器としても利用されるようになり、彼女の苦悩は深まっていく。

キュリー夫人を演じたのは「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク。夫ピエールをサム・ライリー、研究所の同僚ポールをアナイリン・バーナード、母の才能を受け継いだ娘イレーヌを「ラストナイト・イン・ソーホー」のアニャ・テイラー=ジョイが演じた。監督は、「ペルセポリス」のマルジャン・サトラピ。

【作品情報】
キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱
2022年10月14日(金)より kino cinéma横浜みなとみらい他 全国順次公開
配給:キノフィルムズ
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