人吉・球磨の観光 盛り上げるモン 熊本県とリクルートが協定 くまモンランド化構想

包括連携協定を結んだ蒲島郁夫知事(中央)とリクルートの宮本賢一郎氏(左)=16日、県庁

 熊本県とリクルートは16日、人吉・球磨地域などを対象に、観光分野で「くまモン」を活用する取り組みを推進する包括連携協定を締結した。宿泊数や口コミといったリクルートが持つ観光や消費のデータを共有し、観光情報の発信、商品開発を進める。

 県全域でくまモンに触れ合える拠点を増やす「くまモンランド化構想」の一環。2022年度はまず、熊本豪雨からの復興に努めている人吉・球磨を対象地域とし、23年度以降は、ほかの地域にも広げる。

 連携期間は24年度までの3年間を予定。リクルートは旅行事業部を中心に、観光や消費データの分析に当たる。この分析に基づき、くまモンの名前を使った新たなパック旅行商品を手がけるほか、22年度は人吉・球磨の飲食店や宿泊施設計60事業者による「くまモン商品」の開発を目指す。

 県庁での協定締結式で、リクルートの旅行事業責任者の宮本賢一郎氏が「新型コロナ禍後の交流人口増加を見据え、熊本らしさをPRする選択肢を増やす」と強調。蒲島郁夫知事は「新しい視点で地域の魅力を発信したい」と述べた。

 リクルートはこれまでに山梨県富士吉田市、新潟県妙高市、神奈川県箱根町と、観光分野での包括連携協定を結んでいる。(髙宗亮輔)

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