飼い主の無計画な飼育で手に負えないほどの犬や猫が繁殖する「多頭飼育崩壊」が相次いだとして、相模原市は20日、猫の緊急譲渡会をエコパークさがみはら(同市中央区)2階学習室で開く。
市によると本年度は4月に1件(南区)、7月に2件(南区、緑区)の飼育崩壊が起き、これまで約60匹の猫を救出した。協力する愛護団体では保護猫のシェルターが満杯の状態という。
同日の譲渡会では、引き取り手が見つかっていない約40匹の飼い主を募集する。担当者は「猫は繁殖能力が高く、適切に飼育しないとあっという間に増える。愛情と責任を持って飼育してくれる人に来てほしい」と話している。
譲渡会は午前10時半~午後1時半。市ホームページなどから要予約。譲渡費用は2万円程度。必要な医療費などに応じて設定し、5万円程度の猫もいるという。問い合わせや予約は、市生活衛生課電話042(769)8347。