ヘリ墜落で操縦士の男性死亡 調査官も現地入り 広島・神石高原町

15日神石高原町で墜落したヘリコプターです。白い機体がはっきりと見えます。

寺田琢哉記者「警察車両が続々と現場に向かっていきます。まもなく現場検証が始まると思われます」

ヘリコプターが墜落した現場近くでは朝から警察や関係者の姿がありました。

15日午後1時すぎ、愛媛県上島町を離陸したヘリコプターがレーダーから消えて行方が分からなくなりました。

飛行計画書では午後1時15分に愛媛県を離陸し、30分後には神石高原町につく予定。

しかし、時間が過ぎてもヘリコプターが到着することはありませんでした。

事態が動いたのは15日午後5時半ごろ。

警察などが捜索した結果、神石高原町にある仙養ダムの南側の山中で墜落している機体を発見。

近くで見つかった操縦士 土田勲さん(66)が病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。

近所の人「何かあったんかなとは思いました、(捜索の)ヘリコプターが上を飛んでいたからね。(ヘリが)1機落ちているんですと言われたから、それは大変じゃねえって」

警察によりますと機体が燃えた様子はなかったということです。

機体は神石高原町を拠点に活動するNPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が災害支援業務などに活用するために契約しているヘリでした。

寺田琢哉記者「いま調査官をのせた車が現場に到着しました。これから墜落現場で調査が始まります」

午後からは国の運輸安全委員会の調査官2人が現地入り。警察などと連携して事故の原因について調査しています。

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