送り盆の伝統行事「ぼんと祭」 お盆の飾りや古い卒塔婆など焼き先祖の霊を送る 仙台市

送り盆の16日、仙台市青葉区の寺で、伝統行事の「ぼんと祭」が行われました。

青葉区八幡の龍宝寺では、毎年8月16日にお盆の飾り物や古い卒塔婆などを焼いて、先祖の霊を送る送り盆の伝統行事「ぼんと祭」を行っています。

2020年からは、新型コロナ対策で寺の関係者のみで実施していましたが、今年は、初盆を迎えた檀家に限って参加を呼びかけ、60人ほどが集まりました。

父親の初盆で参加した人「コロナで会えずに危篤の際も間に合わず別れてしまったので、いつも見守ってくれているお礼をきちんとしたいと思って伺いました」

ぼんと祭は、小正月に神社で行われる「どんと祭」にあたる仏教の行事で、お経が唱えられる中、参加者は手を合わせ先祖の冥福を祈っていました。

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