ハレプが今季2冠目で約1年ぶりにトップ10返り咲き!大坂は39位のまま

「WTA1000 マドリード」での大坂

WTA(女子テニス協会)は15日、最新の世界ランキングを公表。大坂なおみ(日本/フリー)は「WTA1000 トロント」(カナダ・トロント/8月8日~8月14日/ハードコート)の1回戦でカイア・カネピ(エストニア)と対戦。しかし第2セットの途中で背中の痛みを理由に途中棄権を余儀なくされた。順位は先週から変わらず39位のまま。

トロント大会の決勝では、第15シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)とノーシードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)が対戦。二人は今シーズンすでに2度対戦しており、「全豪オープン」ではハレプのストレート勝ち、「WTA250 バーミンガム」ではフルセットの末にアダッド マイアが勝利していた。3度目の今回はハレプが6-3、2-6、6-3で2時間超えの試合を制し、1月の「WTA250 メルボルン1」以来となるシーズン2冠目を手にした。キャリア通算24個目、1000大会では9個目のタイトルを獲得したハレプは、「彼女と対戦するのは決して簡単じゃないの。2ヶ月前に負かされたばかりだし。だから今日の試合は良い挑戦になると分かってた。実際に良い戦いができたし、大事な局面で強さを発揮できたのは良かったわ」と振り返った。順位は15位から6位へ浮上し、昨年の8月以来にトップ10へと返り咲いた。1000大会で初めて決勝に進出したアダッド マイアは、8ランクアップで初のトップ20入り(16位)を果たしている。

前回チャンピオンのカミラ・ジョルジ(イタリア)は、初戦で第9シードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を下すなど活躍を見せたが、3回戦止まりで防衛ならず。36ランクダウンで65位へ降下。昨年の大会で準優勝を果たしたカロリーナ・プリスコバ(チェコ)は第14シードとして出場したが、アダッド マイアに2年連続の決勝進出を阻まれ、順位は3ダウンの17位に。同じく準決勝まで駒を進めた第7シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)だが、ハレプが順位を上げたことにより、7位から8位へダウン。ベスト8勢でキャリアハイを更新したのは19歳のジャン・チンウェン(中国)で、10つ上げて41位に位置している。

先日引退表明をした元世界女王のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、1回戦でラッキールーザーのヌリア・パリサス ディアス(スペイン)に6-3、6-4で勝利。2021年の「全仏オープン」3回戦以来となる白星を手にし、2回戦まで進出した。ランキングは圏外だったが612位へと復帰した。また姉のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)も出場していたが、およそ1年ぶりのシングルス出場を果たした「WTA250 ワシントンD.C.」に続いて連敗。それでも順位は1556位から1500位へと浮上している。

日本人では先週大会に出場していない3人、土居美咲(日本/ミキハウス)が3アップの95位、本玉真唯(日本/島津製作所)が10ダウンの195位、内藤祐希(日本/亀田製菓)が1つ下げ197位に位置している。アメリカで行われたWTA125大会では、内島萌夏(日本/フリー)が予選2回戦で敗退。その後ラッキールーザーとして本戦入りしたが初戦で敗れ、順位を130位から131位へ落とした。日比野菜緒(日本/ブラス)はカナダのWTA125大会の予選1回戦で途中棄権し、6ランクダウンで200位となった。

ダブルスではココ・ガウフ(アメリカ)/ペグラ組がトロント大会で優勝したことにより、順位に大きく変動が起きた。前週ダブルス世界6位だったガウフは初の1位に輝き、ペグラは12位から4ランクアップで初のトップ10入り(8位)。その影響で柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)と青山修子(日本/近藤乳業)はそれぞれ順位を1つ下げて、前者は10位、後者は11位に位置している。

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【8月15日付最新WTAランキング】
順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1. ← (1) イガ・シフィオンテク(ポーランド) 8,501
2. ← (2) アネット・コンタベイト(エストニア) 4,476
3. ↑ (4) マリア・サカーリ(ギリシャ) 4,190
4. ↓ (3) パウラ・バドーサ(スペイン) 4,155
5. ← (5) オンス・ジャバー(チュニジア) 3,920
6. ↑ (15) シモナ・ハレプ(ルーマニア) 3,255
7. ↓ (6) アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ) 3,121
8. ↓ (7) ジェシカ・ペグラ(アメリカ) 3,116
9. ↓ (8) ガルビネ・ムグルッサ(スペイン) 2,990
10. ↓ (9) ダリア・カサキナ(ロシア) 2,795
11. ↑ (12) ベリンダ・ベンチッチ(スイス) 2,765
12. ↓ (11) ココ・ガウフ(アメリカ) 2,746
13. ↓ (10) エマ・ラドゥカヌ(イギリス) 2,742
14. ↓ (13) レイラ・フェルナンデス(カナダ) 2,569
15. ↑ (16) エレナ・オスタペンコ(ラトビア) 2,361
16. ↑ (24) ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル) 2,317
17. ↓ (14) カロリーナ・プリスコバ(チェコ) 2,297
18. ↓ (17) ダニエル・コリンズ(アメリカ) 2,168
19. ← (19) バーボラ・クレイチコバ(チェコ) 2,163
20. ↓ (18) ベロニカ・クデルメトワ(ロシア) 2,161
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39. ← (39) 大坂なおみ(日本/フリー) 1,291

41. ↑ (51) ジャン・チンウェン(中国) 1,268

65. ↓ (29) カミラ・ジョルジ(イタリア) 894

95. ↑ (98) 土居美咲(日本/ミキハウス) 655

131. ↓ (130) 内島萌夏(日本/フリー) 481

195. ↓ (185) 本玉真唯(日本/島津製作所) 336

197. ↓ (196) 内藤祐希(日本/亀田製菓) 330

200. ↓ (194) 日比野菜緒(日本/ブラス) 324

612. ↑ (圏外) セレナ・ウイリアムズ(アメリカ) 60

1500. ↑ (1556) ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ) 3

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「WTA1000 マドリード」での大坂
(Photo By Oscar J. Barroso/Europa Press via Getty Images)

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