横浜中華街に巨大月餅 重さ60キロ 「中秋節」控えローズホテル横浜で展示

ローズホテル横浜に登場した巨大な月餅=横浜市中区

 日本の十五夜にあたる中国の「中秋節」(今年は9月10日)に向け、横浜中華街のローズホテル横浜(横浜市中区)に16日、直径約1メートルの巨大な月餅が登場した。一家だんらんで月餅を食べる風習にちなんだ毎年恒例の企画で、9月11日まで1階ロビーに展示する。

 月餅は、ホテルを運営する龍門グループの重慶飯店(同)の職人が1日かけて作った。重さは約60キロで、約300人分に相当。例年は、新たに製造した月餅を来館者らに無料で振る舞っていたが、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、一昨年、昨年と同じく展示のみとする。

 期間中は、会場のQRコードを読み込んでクイズに答えると、ホテルの宿泊券や食事券が当たる「中秋大月餅クイズ」も実施。

 担当者は「中秋節は、(旧正月に当たる)春節のように大事にされている季節の行事。中華街の食だけでなく、中華圏の風習や文化に触れてもらえれば」と話している。

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