アメリカン航空、超音速機「Overture」を発注 最大60機を導入

アメリカン航空は、Boom Supersonic(ブーム・スーパーソニック)の超音速機「Overture(オーバーチュア)」の購入に合意したと発表した。

最大20機を購入し、さらに40機をオプションとして購入する。最初の20機相当分の返金不可の手付金を支払った。両社の契約では、業界標準の運航、性能、安全性の要件のほか、アメリカン航空のその他の慣例的な条件を満たすことが条件となっている。

「オーバーチュア」のアメリカの航空会社による発注は、ユナイテッド航空に次いで2社目。日本航空(JAL)も発注するなど、すでにオプションを含めた受注数は130機に拡大している。

マイアミからロンドンへ5時間弱、ロサンゼルスからホノルルまで3時間など、現在の最速の民間機と比べて約2倍の速度で飛行できる。2025年にもロールアウトし、2029年までに営業運航の開始を見込んでいる。

アメリカン航空のデレク・カー最高財務責任者(CFO)は、「将来的には、超音速の旅はお客様に提供する我々の能力の重要な一部となることでしょう。私たちは、ブームが当社とお客様の両方にとって旅行の未来を形作ることになることに興奮しています」とコメントした。

© Traicy Japan Inc,