【宇都宮】新型コロナウイルスワクチンの接種を進める市は、武田薬品工業が国内で製造する米ノババックス製の集団接種を27日から、市保健センター（JR宇都宮駅西口前、トナリエ宇都宮9階）で行う。9月29日まで6回、計720人分を確保した。
米ファイザー製などとは異なる「組み換えタンパクワクチン」と呼ばれる種類で、長く使用実績のある技術で作られている。厚生労働省の研究班の調査で、副反応が起きる割合が比較的低いとの分析結果もある。
市はワクチンの選択肢を増やすことで、3回目の接種率が伸び悩む40代以下の接種を促したい考え。
今月19日からワクチン予約専用サイトなどで受け付ける。接種日は27日のほか、9月の毎週木曜午後7～9時。各日120人分。当日、空きがある場合は予約なしの接種も受け付ける。
7月末現在の市民の3回目接種率を年代別に見ると、50代以上の80～90％台に対し、40代以下は50～60％台にとどまっている。
