引退表明の内海哲也投手へ高校時代の恩師やチームメイトが贈る言葉 「見本になる選手」「頑張る姿励みに」

北信越地区高校野球大会で優勝しガッツポーズする敦賀気比の内海哲也=1999年10月12日、富山市民球場

 西武は8月16日、内海哲也投手(40)が今季限りで現役を引退すると発表した。この発表を受け、福井県の敦賀気比高時代の恩師やチームメートからもねぎらいの言葉が掛けられた。

 高い奪三振能力を誇り、全国屈指の左腕として注目を集めた高校時代、監督として内海を指導した林博美さん(64)は「気比の名を世に知らしめてくれた。(広島で活躍した)東出(輝裕)と並び、一番思い出深い(選手)」と話す。「練習の虫だった内海は見本になる選手。コーチとして野球に携わってもらえれば」と今後にも期待する。

 敦賀気比高時代の同級生には1週間ほど前に引退の報告があったという。内海と同級生で当時の主将を務め、現在は北陸高で指揮を執る林孝臣監督(40)は「(内海が)2軍にいたときも頑張る姿が励みになっていた。寂しさもあるがよく頑張ってくれた」とねぎらった。

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 内海の2学年先輩に当たり、中学時代からのチームメートという敦賀気比高の東哲平監督(42)は甲子園での3回戦後に行われたオンライン記者会見で「よくやってくれたなというのが一番。シーズンを全うして、いい形で引退してほしい」とエールを送った。

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