「青春18きっぷ」PRポスターにJR小長井駅 諫早、眺望美しく

小長井駅が使われたPRポスター

 旅行客に人気のJR切符「青春18きっぷ」のPRポスターに、長崎県諫早市小長井町のJR小長井駅が採用され、全国の主要駅で掲示されている。県内の駅がポスターに登場するのは、2014年度冬季のJR千綿駅(東彼東彼杵町)以来。
 小長井駅は有明海に面した無人駅。ポスターには「ずっと乗っていても飽きないのは、同じ駅がひとつもないから。」のキャッチコピーが添えられている。JR九州は「西九州新幹線開業を控え、駅と有明海との眺望が美しい小長井駅が選定された」としている。
 18きっぷは、全国のJRで普通と快速の普通車自由席が1日乗り放題。1枚で5回(人)分使え、1人での5日間の旅行や5人グループでの日帰り旅行などに利用できる。幅広い年齢層の鉄道旅ファンに根強い人気だ。
 春、夏、冬の年3回販売される期間限定商品で、小長井駅が採用されたのは本年度夏季分。人口減が続く小長井地域は昨年施行の新法で過疎地域に指定されており、大久保潔重市長は「小長井はフルーツバス停などの観光資源や食材が豊富。新幹線開業を控え、駅を中心に町の魅力を発信していきたい」と話した。
 夏季の18きっぷの販売期間は8月31日まで。利用期間は9月10日まで。販売価格は1万2050円(大人、子ども同額)。


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