第55回柿崎納涼花火大会(柿崎観光協会主催)が11日夜、柿崎中央海岸で3年ぶりに行われた。柿崎花火特有の日本海上に広がる海中、海空スターマインをはじめ、フィナーレを飾るミュージックスターマインなど約1時間、全82演目を実施した。
コロナ禍のため、昨年、一昨年は場所を変えて実施。今年は感染対策を施しながら、本来の中央海岸に戻して行われた。
海中、海空スターマインは、開いた花火が水面を照らし、華やかさが増す。柿崎花火の特徴となっている。最後のミュージックスターマインは「柿崎讃歌」のタイトルで「鬼滅の刃」主題歌や「千本桜」の音楽に乗せ、約9分間の長編花火となった。
同海岸だけでなく、周辺地域を含め、約6200人(主催者発表)が観賞した。柿崎出身で孫らと東京から見に訪れた女性(69)は「10年ぶりに見て、懐かしい感じがした。浜にござを敷いて寝そべって見られるのが醍醐味(だいごみ)」と久しぶりの感激をかみ締めていた。
主催の柿崎観光協会・平野伸二会長は「これだけの方々に出ていただけるとは」と盛り上がりに感謝していた。
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