エフィニックスの低消費電力・小型フットプリント FPGA が SPRESENSE™ 開発プラットフォームに採用

T20W80 ウェハー・レベル・チップ・スケール・パッケージが SPRESENSE HDR カメラボードに選定される

米カリフォルニア州クパチーノ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 革新的なプログラマブル製品プラットフォームと技術を手掛けるエフィニックス (Efinix®) は本日、当社の定評ある Trion T20 FPGA がソニーセミコンダクターソリューションズの SPRESENSE™ HDR カメラボードに採用されたと発表しました。この HDR カメラボードは、エッジ/IoT アプリケーションのためのオープンソース環境として設計された超低消費電力開発プラットフォーム SPRESENSE で利用できる拡張オプションの1つです。この小型開発キットは、Trion T20 で利用可能な 3.6mm x 4.5mm の小型ウェハー・レベル・チップ・スケール・パッケージを活用しています。Trion T20 は、MIPI および DDR3 ハードコアを内蔵し、ロジックに対する I/O 比率が高く、エッジ/IoT アプリケーションに最適な小型の物理的サイズを特徴としています。

エフィニックスのマーケティング担当バイスプレジデントのマーク・オリバーは、次のように述べています。「Trion T20 WLCSP は、小型・低消費電力のパッケージで高い演算性能を実現しており、世界中の多くの IoT/ビジョン・アプリケーションに採用されています。私たちは、ソニーがこれらの困難な市場を対象とした開発キットで T20 デバイスの明確な利点を活用できたことを大変うれしく思います。」

SPRESENSE プラットフォームは、6 つの ARM コア・マイクロコントローラ、統合型 GPS、高解像度オーディオ CODEC を備えています。スマートシティから産業用 IoT、スマートスピーカーまで多様な市場を対象としており、超低消費電力と小型サイズを特徴としています。SPRESENSE プラットフォームの機能を各分野の市場に合わせられるよう、複数の拡張ボードが用意されています。HDR カメラ拡張ボードは、T20 WLCSP を搭載し、120bB のダイナミックレンジを実現し、厳しい条件下や低照度下でも極めて明瞭な撮像を可能にします。

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社のゼネラルマネジャーを務める仲野 研一氏は、次のように述べています。「Trion T20 WLCSP は、当社にとって非常に魅力的なソリューションであることが分かりました。低消費電力で物理的サイズが小さいため、SPRESENSE プラットフォームの設計上の厳しい制約を損なうことなく、設計の柔軟性を高めることができました。」

エフィニックスについて

革新的なプログラマブル製品を持つエフィニックス (Efinix) は、高性能 Titanium FPGA シリコンプラットフォームの低消費電力性と再プログラム可能な柔軟性を、メインストリーム市場のアプリケーションに提供することを約束します。エフィニックスの FPGA は、従来の FPGA 技術と比較して、パワー、パフォーマンス、エリアの面で優れており、新しいアプリケーションを開拓し、市場投入までの時間を短縮します。Titanium デバイスは、35,000 ~ 1,000,000 ロジック・エレメントを搭載し、小型で低消費電力、大量生産に適した価格設定となっています。エフィニティ (Efinity®) 統合開発環境は、RTL からビットストリームまでの完全な FPGA 設計スイートを提供します。

詳細情報については、https://www.efinixinc.com/jp/ をご覧ください。

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