「ベストウエスタンホテル」などを運営していた(株)ランドーナージャパン[愛知]が破産開始

※画像は実際の企業と関係はありません

 (株)ランドーナージャパン(TSR企業コード:400787210、法人番号:6180001041821、名古屋市中区新栄2-1-9、設立1989(平成1)年1月、資本金1億円、長谷川雅機社長)と、関連の(株)ランドーナージャパン京都マネジメント(TSR企業コード:136997678、法人番号:5130001067772、京都市中京区油小路通丸太町下る大文字町50、設立2020年(令和2)年10月、資本金8000万円、荒川麻里社長)は8月4日、名古屋地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には深井靖博弁護士(愛智法律事務所、名古屋市千種区清住町3-64-3)が選任された。
 負債は、ランドーナージャパンが約29億円、ランドーナージャパン京都マネジメントが約21億円で、2社合計約50億円。

 ランドーナージャパンは、過去にはベストウエスタンホテルの日本支部開発運営会社としてライセンスを取得し、岐阜県高山市と長崎県長崎市、青森県弘前市の3カ所でホテルを運営。2010年9月期には売上高約28億円をあげていた。
 その後、(株)高山マネジメント(TSR企業コード:473233002、法人番号:6200001029335、高山市、2021年12月破産)および(株)ランドーナージャパン長崎マネジメント(TSR企業コード:922151580、法人番号:8310001012559、長崎市、2022年3月破産)等にホテル運営を任せ、当社は家賃収入や経営指導料等を得ていた。
 しかし、「新型コロナウイルス」感染拡大により宿泊客が大きく減少。高山マネジメントとランドーナージャパン長崎マネジメントが相次いで経営に行き詰まり、当社の資金繰りも逼迫。2021年9月期は売上高が6億5401万円に落ち込んだうえ、4億8575万円の赤字を計上し、先行きの見通しが立たず、2022年5月31日に事業を停止していた。

 ランドーナージャパン京都マネジメントは、京都市で「ザ・ホテル京都パレス」を運営していた。コロナ禍で集客が低迷し、ホテル運営からの撤退を図ったが、多額の違約金の発生もあり今回の措置となった。

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