手塚治虫のリメーク原稿公開 藤子不二雄Aさんが仕事場で保管

「魔法屋敷」の復刻版(左)と、作品をリメークした手塚治虫の直筆の原稿。吹き出しの形や脚立の段数、ヒゲタ博士の描写などが変わっている=17日、埼玉県新座市((C)手☆プロダクション) ☆は土ヘンに冢

 漫画家手塚治虫が、自身の初期作「魔法屋敷」(1948年)をリメークした直筆原稿など60点以上を、今年4月に死去した漫画家藤子不二雄Aさんが保管していたことが分かり、手塚プロダクションが17日公開した。

 「魔法屋敷」は単行本デビュー作「新宝島」(47年)の翌年に出版された科学と魔法の対決を描く約160ページの長編漫画。当時は写真製版が普及しておらず、職人が原稿を複写する「描き版」で出版された。手塚は元の線が正確に再現されていないことにたびたび不満を漏らしていた。

 リメーク原稿は40ページ。キャラクターの表情や動きが生き生きと描かれるなど工夫の跡が見られる。

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