井ノ原快彦、主演ドラマ「シャイロックの子供たち」でクランクアップ

井ノ原快彦が主演を務め、WOWOWで10月9日に放送・配信がスタートする「連続ドラマW シャイロックの子供たち」(日曜午後10:00)で、クランクアップを迎えた。

ドラマは、ベストセラー作家・池井戸潤氏による累計発行部数50万部突破の同名小説を映像化。銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮らすことの幸福と困難さを鮮烈に描いた傑作群像劇だ。井ノ原は、出世コースを外れるが部下からの信頼が厚い銀行員・主人公・西木雅博を演じ、西野七瀬、加藤シゲアキ、三浦貴大、前川泰之、萩原聖人、玉山鉄二らが共演する。

ある日、東京第一銀行長原支店内で100万円の現金紛失事件が発生。西木は自らの部下である女性行員が疑われると、真犯人を密かに追い始める。しかし事件を追っていたはずの西木が突然失踪してしまう。現金紛失事件と西木の失踪。やがて現金紛失事件の裏に隠された 不正が明らかになる。

常に営業成績トップで、支店内でエースと目される滝野真に扮(ふん)する加藤とのシーンを終えて、一足早く撮影を終えた井ノ原。6月下旬から約1カ月半続いた充実した撮影を振り返り、「僕はお先に失礼しますが、まだまだ皆さん、撮影が続くと思います。やっぱりコロナ禍での撮影は大変で、皆さんも本当に気を使いながらやっていらっしゃると思います。でも、そこで得られた新たな絆みたいなものもあると思いますし、初日から本当に楽しかったです」と笑顔を見せ、「スタッフさんのそれぞれのキャラクターが濃くて、まるでドラマを見ているみたいでした。一生懸命で、本当にプロの集団だと感じましたし、皆さんが働いている姿を見ているのがすごく楽しかったです。最後まで、駆け抜けていただきたいと思います。最終日まで、気持ちは一緒に居るつもりです。本当にいい時間をありがとうございました!」と周囲をねぎらい、感謝の言葉を寄せた。

さらに、30秒の特報映像が初解禁。現金100万円の紛失を告げる緊迫した場面から始まり、支店内で疑いをかけられる北川愛理(西野)。彼女に濡れ衣(ぎぬ)を着せた真犯人を追い始める西木だが、突如として失踪してしまう。現金紛失事件と西木の失踪という二つの謎が、やがて交差していく。上司の理不尽な要求に対して声を荒らげ、何かを深く思い悩む西木の姿は、井ノ原の新境地とも言えそうだ。

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