独断と偏見で選ぶ!プレミアリーグ22-23、最高にかっこいい「ホームユニフォーム」8選

開幕から熱戦が続く今季のイングランド・プレミアリーグ。

ここではそのプレミア全20チームから、「かっこいいホームユニフォーム8選」を独断と偏見、そして忖度なしで選んでみたのでご紹介したい。

現時点でアウェイキット未発表のチームもあり、今回はホームのみ厳選してお届け。なお、新ユニフォームを対象としているため、昨季の「かっこいいユニフォーム10選」に選んだブレントフォード(21-22モデルを継続使用)については対象外とした。

エヴァートン

エヴァートン 2022-23 Hummel ホーム

今季のホームキットはラウンドネックを採用したクラシックなスタイルに。デザインテーマは、エンブレムに描かれているプリンス・ルパート・タワー(ルパート王子の塔)で、シャツ前面には幾何学模様的にタワーのシルエットを落とし込む。

デザイン的に大きな冒険はないが、好デザインを輩出し続けるHummelの安定感が光る一着。

リヴァプール

リヴァプール 2022-23 Nike ホーム

キットデザインのテーマは「スカウスの連帯(団結)」。スカウスとは言わばリヴァプール訛りの言葉(方言)であり、その語源は郷土料理にあるという。袖口にはお馴染みの“You'll Never Walk Alone”の頭文字「YNWA」を刻む。

リリースの段階ではややシンプルすぎるという印象だったが、試合だとそのシンプルさがピッチ映えするデザイン。チームの成績次第で評価が変わるユニかもしれない。

ウェストハム

ウェストハム・ユナイテッド 2022-23 Umbro ホーム

近年のイングランド・クラブチームのトレンドである、80年代・90年代のクラシックな雰囲気が漂うデザイン。肩から袖のグラフィックは、1991-93の2シーズンで使用したBukta製ホームキットにインスパイアされたものだ。

過去のユニフォームを現代的に解釈・再構築したグラフィックを融合。クラシックなデザインでは右に出る者がいないUmbroの真骨頂を発揮した一着と言えるだろう。

フラム

フラム 2022-23 adidas ホーム

21-22シーズンの2部チャンピオンシップを優勝し、降格から1年でプレミアリーグへ戻ってきたフラム。新ユニフォームは、ホームタウンであるのフラムの街を流れるテムズ川を襟や袖口に描く。背面に刻むロンドン最古の誇り“London's Original Football Club”も渋い。

シンプルな中に小技の効いたデザイン。さり気なくキットカラーに合わせた胸スポンサーロゴの色も見逃せない。

マンチェスター・シティ

マンチェスター・シティ 2022-23 Puma ホーム

1965年から79年まで在籍して通算152ゴールを記録したレジェンド選手、コリン・ベルに敬意を表したデザイン。ベル在籍時代である60年代後半から70年代前半のユニフォームをモチーフにしたもので、襟はラウンドネックを採用し、エンブレムは胸中央に配置する。

Pumaにしてはやや意外性のある英国的クラシックデザイン。イタリア代表のルネッサンス模様など、近年は独自路線を突き進む同ブランドが示した新境地と言えるかもしれない。

ニューカッスル

ニューカッスル・ユナイテッド 2022-23 Castore ホーム

クラブ伝統ののストライプ柄をシンプルに表現したレトロ感あるデザイン。これは記憶に残る過去のホームキットの要素を取り入れたもので、ラウンドネック(丸首)は97-98、98-99の2年連続でFAカップを準優勝した97-99シーズンのホームキットを想起させる。

ブランドロゴと胸スポンサーロゴのブルーは若干疑問に感じる色だが、シンプルなストライプに英国風エンブレムデザインは親和性が高く、これだけでも十分格好よい。

レスター

レスター・シティ 2022-23 adidas ホーム

今季は#Createiconic”というキャンペーンを展開し、過去の象徴的なシーズンで使用したキットデザインを取り入れている。新ホームキットは、1973年から83年にかけて使われていた大きめの白い襟が復活。背面には83年から92年までのエンブレムに描かれたキツネをプリントしている。

ブランドロゴとエンブレムの色(ゴールド)は評価が分かれるところかもしれないが、全体的にはシンプルながらもツボを押さえたデザインが素晴らしい。

アーセナル

アーセナル 2022-23 adidas ホーム

ベースのキットデザインは、ボディをレッド、袖をホワイトと完全に色分けするスタイル。adidasは2019年のパートナーシップ締結以来、サポーターが最も好むというこの伝統的なカラーリングを守り続けている。襟とソックスには、90年代のキットデザインだった懐かしのジグザグ稲妻模様を描く。

今季のadidasの特色でもある、シンプルな中に過去のキットデザインを取り入れるクラシックなスタイル。パンツとソックスを含めたコンプリートもピッチ映えする好デザインだ。これを岩渕真奈と冨安健洋の日本人選手が着用するのがまた嬉しい。

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