延期のあつぎ鮎まつり 11月5日開催 大花火大会も 「感染者数の谷を迎える可能性高い」

2018年の「あつぎ鮎まつり」で打ち上げられた花火

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で8月開催の予定を延期していた「第76回あつぎ鮎(あゆ)まつり」について、厚木市は17日、11月5日に実施すると発表した。

 同まつり実行委員会が満場一致で実施を決め、中心行事である大花火大会は11月5日午後6時から、三川合流地点で開催する。

 予定通り約7千発を1時間で打ち上げ、厚木側の第一会場と対岸の海老名会場に計8230人分の有料観覧席を設ける。ダンスイベントや商店会の催しなども実施し、有料席のチケットは10月1日から全国のセブン-イレブンで販売する。

 実行委事務局の市観光振興課によると(1)コロナ感染のピークが6カ月周期で到来している経過を踏まえ、11月に感染者数の谷を迎える可能性が高い(2)開催準備に2~3カ月かかる-という理由から11月実施を決めたという。

 小林常良市長は「少し寒い時期になるが、澄んだ空気に映える大輪を楽しんでいただけるよう、安全な開催に向けて準備を進めたい」とコメントした。

© 株式会社神奈川新聞社