「売り上げは伸びているが収益的には去年の方が…」3年ぶり制限なしのお盆に試行錯誤した飲食店

駿河湾でとれた新鮮な魚を使ったにぎり寿司…ランチはデザートまでついて、なんと990円!

<ランチに来た人>

「おいしいですね」

静岡市の老舗寿司店「入船鮨」の両替町店は、カウンターの周りを客が囲み、職人が目の前で寿司を握るスタイルでした。しかし、コロナ禍で新しい生活様式が求められる中、2021年3月に店を改装。カウンターの席数を減らして個室を6つ作りました。

<ランチに来た人>

「周りの目が気にならないということもありますし、リラックスできたりとか話しやすくていい」

<入船鮨 川澄真一郎社長>

「大変な時期に全面改装したわけですけど、やってよかった」

3年ぶりに行動制限のないお盆休みとなり、静岡県外からの客も多く、まん延防止措置が出ていた2021年と比べると、売り上げが倍近くになった店舗もあるといいます。しかし…。

<入船鮨 川澄真一郎社長>

「売り上げは昨年より伸びているんですけど、収益はどうかというと、昨年補助金が下りたので収益的には去年の方がいいような状況」

営業を維持することにも不安が募ります。飲食店業界では、感染拡大で従業員が感染して営業ができず、休業を余儀なくされている店舗も出てきています。

<入船鮨 川澄真一郎社長>

「この先どうなっていくかわからない状況で、今の(感染拡大)状況でもやっていけるような体制づくりをしていく」

コロナに振り回されて3年目。万全の対策をしながら、試行錯誤を続けています。

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