大井川沿いを走る大井川鉄道(静岡県)の人気者「きかんしゃトーマス号」に新しい仲間が加わり、8月19日の運行開始を前に、17日、地元の子どもたちなどにお披露目されました。
17日朝、大井川鉄道の千頭駅に姿を現したのは、四角いボディーが特徴の「きかんしゃトビー号」です。トビーはトーマスの友達で、大井川鉄道を走るキャラクターとしては7年ぶりの新しい仲間です。
<地元の園児たち>
「出発進行!」
トビー号が走るのは、アプト式列車で知られる井川線です。トーマスの仲間が井川線を走るのはこれが初めてです。
<トビーのアナウンス>
「みんなこんにちは。ぼく、トビー。みんなは僕のこと知っているかな?トーマスは大井川本線を走るけど、井川線を走って奥泉まで行くのは僕だけなんだな!窓は手で開けられるから景色をいっぱい楽しんでね!」
車内アナウンスはトビー自らが務めます。
<影島亜美アナウンサー>
「見てください、この列車。木などの自然がすごくきれいに見られるんです。窓のとても近くに自然があります」
車内には、涼しい風が心地よく吹き込み、天然のクーラーのようでした。
<トビーのアナウンス>
「みんな窓の外に川が見えるね。あれが大井川だよ。僕と同じようにのんびりゆっくり流れているね。ここは本当に自然がいっぱいで気持ちいいよね」
トビーは自然あふれる井川線沿線の魅力を教えてくれます。出発からおよそ30分、列車は奥泉駅に到着しました。トビー号は、ここで向きを変えて折り返します。
<園児>
「めっちゃ顔が近い」
「なんか顔がぶつけそうで痛そう」
千頭駅から奥泉駅で折り返すおよそ1時間15分の旅を楽しみました。
<園児>
Q.トビー乗ってどうだった?
「楽しかった」
「かっこよかった」
<引率の先生>
「いつもSLが走っているのは日常だし、アプト式が走っているのも日常なんだけど、それがまた違うトーマスとかトビーが走ることによって、みんながまた大井川鉄道に興味を持ってもらえる。地元の人も興味を持ってもらえるのはいいと思うし、いろんな所からトビー目当てに来てくれることで町も活性化していいと思います」