高校生「議員」、未病施策の低い認知度ただす かながわハイスクール議会

県政の課題について質問する生徒ら=17日午後、県議会本会議場

 夏休み中の高校生が「議員」となり、神奈川県政の課題について議論する「かながわハイスクール議会」が17日、県議会本会議場で開催された。生徒たちは黒岩祐治知事と論戦を交わし、知事肝いりの「未病」施策について認知度の低さをただす場面もあった。

 日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会が主催し、県や県議会などの共催で今回が16回目。新型コロナウイルスの影響で一昨年は中止、昨年はオンライン形式で開催されており、対面形式での開催は3年ぶりとなった。県内在住・在学の96人が参加した。

 テーマごとに八つの委員会に分かれて3、5の両日に議論を重ねてきた生徒たち。最終日のこの日は「本会議」という位置づけで、各委員会の代表者が議論の成果を踏まえて質問や政策提言に立った。

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