2019年10月の台風19号による豪雨で校庭に土砂が流れ込み、現在復旧工事を行っている相模原市立藤野北小学校(同市緑区佐野川)について、市教育委員会は23年夏までに工事を終え、同年9月に本校での授業を再開する方針を明らかにした。
藤野北小は台風19号による豪雨で校庭に面した斜面が崩落し、土砂が校庭になだれ込んだ。校舎の被害はなかったが土砂崩落の危険性が続くことから、児童は20年8月から、本校舎から約2キロ離れた佐野川公民館の広場に建てられた仮設校舎で学校生活を送っている。
現在、県が斜面の擁壁工事を行っているが今年末に終了する予定で、市は来年1月から校庭部分の擁壁工事を行う計画を立てている。計画では同工事も8月には終える予定で、早ければ2学期から、本来の校舎で授業が再開できる見通しという。
市は今月23日開会の市議会9月定例会議に復旧工事費約1億6千万円を計上する。