セブンイレブン全国店舗で「ワクチン接種証明書」発行 大手コンビニで初、福井県内は15市町が対応

 セブン-イレブンは8月17日、全国の店舗で新型コロナウイルスワクチンの接種証明書の発行サービスを始めた。発行にはマイナンバーカードや1通120円の発行料が必要。福井県内では大野市とおおい町を除く15市町が対応している。⇒濃厚接触者の待機期間は何日?

 接種証明書は、市区町村の窓口で発行しているほか、スマートフォンのアプリで電子証明書を取得できる。これに加え、7月末に一部地域のコンビニで発行サービスが始まった。

 全国展開する大手コンビニでの発行は、セブン-イレブンが初めて。各店舗の設置端末で午前6時半~午後11時に取得できる。海外用の証明書は、窓口やアプリで一度取得している人が対象になる。

 大野市、おおい町は、地域にセブン―イレブンの店舗がないことなどを考慮して参加を見送っている。大野市の担当者は「マイナンバーカードが必要で、発行料もかかる。利用者の利便性はそこまで高くないと判断した」。おおい町の担当者は「本年度は自治体の費用負担はないが、来年度以降は不透明。マイナンバーカードなど取得に条件もあり、現時点では他の大手チェーンに広がっても対応する予定はない」としている。

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