スマホ写真を伊勢和紙に印刷 百五銀で「リアルスタグラム」写真展 三重

【伊勢和紙を使ったスマホ写真展を開いているogurockさん(手前)と中北さん=伊勢市岡本の百五銀行伊勢支店で】

 【伊勢】スマートフォン(スマホ)で撮影した写真を伝統工芸の伊勢和紙に印刷した写真展「リアルスタグラム」が、三重県伊勢市岡本の百五銀行伊勢支店で開かれている。31日まで。

 企画したのは、同市のミュージシャンogurock(本名・小黒真平)さん(35)。コロナ禍で生活が制約される中、スマホで撮りためた画像を和紙に印刷することで「アートに進化できれば」と、老舗和紙会社役員の中北喜亮さん(36)に相談した。

 友人の写真映像作家古市真崇さん、仏料理店ソムリエの河井怜愛華さん、熊野市職員の新谷早苗さんにも声をかけ、同年代の5人で、昨年夏から伊勢や熊野市などの数カ所で、作品を入れ替えて写真展を開いている。

 「食」や「街」、「人」など、5人それぞれのテーマで2点ずつ出品。ライブのリハーサル風景や近所の親子、仕事で訪れた北極の景色、中国の喧騒(けんそう)、構図にこだわったスイーツ、シャッタースピードを工夫して撮影した水泡など、スマホのカメラ機能を生かした作品を、原料やすき方の違う多様な和紙に写し出した。鈴木健一伊勢市長も友情出展している。

 ogurockさんは「SNS(交流サイト)に投稿するのもいいが、あえて印刷した『リアルスタグラム』。誰かの心を和ませ、心がプラスに動くきっかけにしてもらえたら」と話していた。

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