武井外務副大臣NPTへ 首相、文書採択調整で派遣

 岸田文雄首相は、米ニューヨークの国連本部で開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に、武井俊輔外務副大臣(比例九州)を21日から派遣する方針を固めた。核保有国と非保有国の対立で難航が予想される最終文書の採択に向け、双方の「橋渡し役」として調整に当たる。被爆地・広島選出の首相は「核兵器のない世界」を目指す姿勢のアピールを狙う。複数の関係者が17日、明らかにした。

© 株式会社宮崎日日新聞社