男性遺体、滝つぼに…趣味が魚取りでウエットスーツ姿 水深70センチ、30メートル上の道から落ちたか

日頃から捜索救助訓練を実施している県警山岳救助隊

 16日午前9時45分ごろ、埼玉県秩父市中津川地内にある中津川支流の滝つぼで、桶川市の派遣社員男性(69)が死亡しているのを秩父署の山岳救助隊員が発見した。

 同署によると、男性は頭部を強く打ち、深さ約70センチの滝つぼ内でうつぶせで倒れていた。ウエットスーツ姿で、近くには魚突きのヤスが見つかっている。現場付近に高さ約30メートルの滝の巻き道があり、そこから滑落した可能性が高いとみて調べている。

 魚取りを趣味にしている男性が14日朝に自宅を出たまま帰らなかったため、家族が15日に上尾署に行方不明届を出していた。

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