埼玉県警浦和西署は17日、さいたま市桜区の無職女性（82）が現金1700万円をだまし取られたと発表した。
同署によると、7月9日午後2時ごろから数回にわたり、女性方に医師や次男を名乗る男らから「息子さんののどに腫瘍ができています。良性か悪性か分かりません」「決算のお金が準備できない」「午後4時までに準備ができないと会社をクビになってしまう」「1千万円くらい準備できないか」などと電話があり、信じた女性は同日午後3時53分ごろから2回にわたり、自宅を訪れた次男の会社同僚の息子を装う男に合計1700万円を手渡した。
女性が現金を手渡した後で当該の病院に電話したところ、女性の息子が病院の診断を受けていた事実がなかったことが分かり詐欺と発覚。翌日10日午前7時に同署に通報した。
女性方を訪れた男は20代くらいで身長170センチほど。白色のTシャツに紺のジーンズをはいていたという。
