松浦鉄道、支援額案 差し戻し デジタル1日乗車券は促進 沿線自治体連絡協

 松浦鉄道(MR)の沿線自治体2県4市2町でつくる連絡協議会(会長・朝長則男佐世保市長)は16日、同市役所で総会を開催。本年度の新型コロナウイルス感染症の影響に対する持続化支援について、各自治体の支援額の目安に関して異論が出たため、議案は差し戻しとなった。
 新型コロナの影響に対しては2020、21年度にそれぞれ1億3140万円、1億2340万円を支援。各自治体の支援額については、人口や営業キロなど5項目を基に算出した、施設整備事業費における負担指数を目安にしていた。
 本年度も同様の目安で各自治体の支援額が示されたが、新型コロナの影響による利用状況を反映すべきだなどとして、差し戻しを求める意見が出た。今後、幹事会で再考する。
 本年度事業計画では、ポストコロナを見据え、プロモーション動画を活用したデジタル1日乗車券の販売を促進していくことなどを承認した。
 また、24年度以降の施設整備計画策定について、コンサルタント事業者から計画案の報告があった。来年2月の臨時総会などで方向性をまとめていく。


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