川栄李奈、小澤征悦、塚本高史ら出演のSF時代劇「義経のスマホ」が新撮を加えた60分版で放送

NHK総合では8月24日に、SF時代劇「義経のスマホ 夏草の陣」(午後11:45)を放送する。

今年5月から6月にかけてオンエアされ、好評を博した「義経のスマホ」。「源義経がスマートフォンを持っていたら?」という設定の下、スマホを手放せない“陰キャ”で“コミュ障”な源義経が、兄・源頼朝のもとに参じ、意識高い系御家人のコミュニティーに戸惑いながら、カリスマである兄に感化されてネット上でもバズっていくも、未読スルーをきっかけに兄に見捨てられて非業の最期を遂げるまでが、全編スマホ画面の5分×全8話で描かれた。

これまでにない義経像とスマホ画面だけで描く映像表現、ほとんど顔が映らないにもかかわらず、義経役の川栄李奈、弁慶役・小澤征悦、頼朝役・塚本高史、西行役・山田孝之といった“無駄に豪華”なキャスト、同局の「鎌倉殿の13人」「平清盛」「カムカムエヴリバディ」などのこれまでのドラマから引用された、分かる人には分かるマニアックな小ネタなどで、放送されるたびにトレンド入りを果たし大きな話題を呼んだ。

そんな話題作を今回拡大版でおくる。内容は、放送済みの5分×8話=40分に、約20分の新撮映像が加わった計60分。5分版とは一味違った、新しい物語へと変貌。今回、主に追加されるのは“頼朝のスマホ”。義経視点で描かれた5分版では、カタカナ言葉を愛用するノリの軽い意識高い系だった頼朝。その頼朝が、どんな思いで義経を重用し、そして切り捨てていったのかが明かされる。さらに、義経でも頼朝でもない人物の視点も加わって、予測不能なラストが待ち受ける。

そして、今回も豪華出演者が集結。メインの4人は引き続き登場し、梶原景時役は関智一(声の出演)が務める。ほかにも後白河法皇を松村邦洋、大江広元をガリベンズ矢野、静御前をねおが演じるなど、多彩な才能のコラボレーションにも期待が高まる。さらに、新たなキャストの北条政子に瀧本美織が扮(ふん)する。頼朝に意外な影響を及ぼす新たな北条政子像にも注目だ。

なお、「義経のスマホ 夏草の陣」放送直前には、スマホシリーズの過去2作も再放送。8月22日(深夜1:42)に「光秀のスマホ 歳末の陣」(出演:山田孝之、和田正人、島﨑信長、田中みな実ほか)、8月23日(深夜2:25)に「土方のスマホ 正月の陣」(出演:窪田正孝、山田孝之、佐倉綾音、賀来賢人ほか)を放送する。

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