樹木診断治療の事例紹介 樹木医の樋口さん、身近にある食べられる野草も紹介 新報女性サロン

 第97期「新報女性サロン」第2回講座が17日、沖縄県那覇市の琉球新報ホールで開かれた。日本樹木医会県支部理事などを務める樋口純一郎さんが、「樹木診断治療とおいしい山菜野草~あなたの植物観が変わります!」をテーマに講演した。

 講演では海辺や公園、山林など身近な場所で取れ、食べられる野草や山菜を紹介した。

 樹木医としての樹木診断治療の活動も説明した。石垣市で国指定天然記念物のヤエヤマシタンの樹皮が人為的にはがされたことが原因で、状態が悪くなっていた事例があったという。樹木の周辺に穴を掘り、たい肥を入れる処置で回復させたことを紹介した。

 (外間愛也)

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