テイラー・ホーキンスの追悼コンサートにメタリカのラーズらが追加出演。YouTubeで配信も決定

Lars Ulrich - Photo: Scott Legato/Getty Images

フー・ファイターズ(Foo Fighters)のドラマー、テイラー・ホーキンス(Taylor Hawkins)のトリビュート・コンサートに、メタリカのラーズ・ウルリッヒとブリンク182のトラヴィス・バーカーが新たに出演することが、同イベントのライブストリーミング配信の詳細と共に発表された。

フー・ファイターズはテイラーの家族と共に、9月3日にロンドンのウェンブリー・スタジアム、そして9月27日にロサンゼルスのキア・フォーラム(前ザ・フォーラム)で彼の思い出と音楽を讃えるトリビュート・ライヴ「The Taylor Hawkins Tribute Concerts」を開催すること発表している。

1997年からフー・ファイターズのドラマーとして活躍したテイラー・ホーキンスは、今年3月25日にコロンビアのボゴタで急逝した。 享年50歳だった。

既に発表されていたロンドン公演の第1弾ラインナップには、リアム・ギャラガー、マーク・ロンソン、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オム、スーパーグラス、クイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラー、ウォルフガング・ヴァン・ヘイレン、プリテンダーズのクリッシー・ハインドなど、多くのアーティストが名を連ねている。

一方、ロサンゼルス公演には、アラニス・モリセット、マイリー・サイラスの他、クイーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのメンバーらの出演が決定している他、元ニルヴァーナのベーシスト、クリス・ノヴォセリック、元レッド・ツェッペリンのベーシスト、ジョン・ポール・ジョーンズ、Pink、ナンディ・ブシェルらは両公演に出演予定だ。

そして、第2弾ラインナップとして新たに、両公演にメタリカのラーズ・ウルリッヒ、ブリンク182のトラヴィス・バーカーが、ロンドン公演にAC/DCのブライアン・ジョンソン、ケシャ、デイヴ・グロールの娘ヴァイオレットらが、ロサンゼルス公演にセバスチャン・バック、ブラック・サバスのベーシスト、ギーザー・バトラーらが出演することが決定。

あわせて動画配信サービス“Paramount+(パラマウントプラス)”とMTVのYouTubeチャンネルを通じて両公演が全世界へ生配信されることも発表された。ロンドン公演は、日本時間9月4日(日)の午前0時半から配信予定。詳しい情報はこちらでご覧いただける。

フー・ファイターズは、公式サイトで次のような声明を発表している。

「現代音楽界で最も尊敬され、愛されている人物の一人であるテイラーは、その類まれな才能と魅力的な性格で、世界中の何百万人ものファン、仲間や友人、そして伝説のミュージシャンたちに慕われてきました。多くの人々が、今年3月25日の彼の早すぎる死を悼み、ファンの皆さんやテイラーが崇拝していたミュージシャンたちから情熱的で心の込もった追悼の言葉が寄せられました」

「“The Taylor Hawkins Tribute Concerts”は、これらのアーティスト、ホーキンスの家族、そしてもちろんフー・ファイターズのブラザーたちが一体となって、テイラーの記憶と世界的なロック・アイコンとしてのレガシーを讃え、彼のバンドメンバーと彼がインスピレーション与えた人々で、彼が夢中になった曲や彼が命を吹き込んだ曲を演奏するものです」

テイラー・ホーキンスの妻アリソンもまた、彼が亡くなった後数ヶ月間にフー・ファイターズのファンから寄せられたサポートに感謝する声明を発表している。

「全世界のフー・ファイターズのコミュニティーとテイラーのファンに、皆さんひとりひとりが私たちの愛するテイラーに注いでくださった溢れんばかりの愛に、深い感謝と賛辞をお送りします。想像を絶する悲しみの中、皆さんの優しさは私と家族にとってかけがえのない慰めとなっています」

Written By Tim Peacock

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