2年連続で県吹奏楽コンクール金賞!素直な心で学び続ける大分鶴崎高校吹奏楽部

先月開催された「第59回県吹奏楽コンクール」小編成の部で1位通過し、県代表となった大分鶴崎高校吹奏楽部。同大会では、昨年も県代表となり2年連続で「南九州小編成吹奏楽コンテスト」の出場権をつかんだ。顧問の岩野祐子教諭は「小編成は課題曲がない分、自分たちに合った選曲ができる。県代表という賞歴は部員たちの貴重な財産になる」と、小編成ならではの強みを最大限に生かした。

毎日の練習ではパートごとに外部講師を招き、一人一人の技術を上げているという。「講師の方々と部員たちの信頼関係がしっかり育まれている。部員たちも素直な心で技術を吸収し、もっとうまくなりたい、学びたいという気持ちが強くあることが成長につながっている」(岩野教諭)。部員の中には未経験者もいるが、親身な指導をする講師を頼りに、常に意欲的な姿勢で学んでいる。そして部全体がスムーズに流れるように指揮をする岩野教諭のディレクション力が、吹奏楽部の大きな軸となっている。

各パートで個々のレベルアップを図る

少人数だからこそ個々の技術が大切になるが、部長の湯浅莉子(3年)は「小編成でも大編成と同じような迫力ある演奏ができることが私たちの強み。人数が少ないからこそ、演奏や部の雰囲気には気を配っている」と日々の積み重ねに余念がない。昨年の成績を超えたいと挑んだ南九州小編成吹奏楽コンテストでは今年も銀賞となったが、新たな手応えもあったという。「壁は厚かった。でも各県のレベルの高い代表校と同じステージに立てたことに喜びがあった」(岩野教諭)。

どんな時も素直な心でたくさんの事を吸収し、自分たちのものにしていく部員たちの成長は留まることを知らない。抜群のチームワークを武器に、九州の舞台で 金賞を手にする日はすぐそこだ。

九州大会での金賞を目指す

(塩月なつみ)

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