「少年のアビス」荒木飛羽のうつろな表情に引き込まれるポスタービジュアルが解禁

MBSほかで9月1日からスタートする、荒木飛羽が主演を務めるドラマ特区「少年のアビス」(木曜深夜0:59)のポスタービジュアルが完成。オープニング、エンディング主題歌も発表された。

ドラマの原作は、峰浪りょう氏による大人気コミック。生まれ育った環境に縛られ絶望の淵にいた高校生の主人公・黒瀬令児(荒木)は、町や家族に縛られながら“ただ”生きていたが、ある出会いをきっかけに、生きることは何かを考え、希望を追い求める、“心中”から始まるスーサイドラブストーリー。閉塞感が漂う田舎町という小さな世界の中で、行き場がない少年と、その家族、幼なじみ、教師…強烈な個性を放つ登場人物たちの、心の闇や絶望を赤裸々に描き出す。

公開されたビジュアルは、まるで終わりの見えない深い海を泳いでいるような、ぼんやりうつろな表情の令児。背後に照らされた赤い光は、令児が抱える“心の闇”を表し、不ぞろいな後ろの影も怪しさを際立たせている。令児を囲む、令児が憧れるアイドル・青江ナギ(北野日奈子)の真っすぐなまなざし、令児の幼なじみ・秋山朔子(本田望結)の強気で愛らしい表情、令児をパシリに使う旧友・峰岸玄(堀夏喜)の令児に執着する視線、令児の担任教師・柴沢由里(松井玲奈)らの不敵なほほ笑み…。ドラマの展開を予兆させるような、それぞれが抱える闇と、光をテーマにしたビジュアルとなっている。

そして、オープニング主題歌・エンディング主題歌が、ともに本作のために書き下ろされた楽曲に決定。オープニング主題歌には理芽の「インナアチャイルド」、エンディング主題歌にはSpendyMilyの「Iris」が起用された。

理芽は「このたびは、ドラマ『少年のアビス』のOP主題歌を担当することができてとても光栄です。この作品を読んだ時、それぞれの抱える悩みや思いに共感する部分がたくさんありました。そんな絶望や闇の中からでも、見える光に向かって前を向いて歩いて行ける、そんな思いを込めてOPの『インナアチャイルド』を歌いました。作品と照らし合わせながら聴いてもらえるとうれしいです」とメッセージを寄せる。

SpendyMilyは「居心地の悪い環境や、それにすがっているさまが描かれている作品に、私たちも共感するところが多くありました。そんな非日常的且つ現実味あふれる本作品のEDを担当できることがすごく光栄です。少年少女たちによる等身大の劣等感や焦燥感、私たち人という生き物に宿る心の“深淵”でうごめいている感情を私たちが思う音で紡ぎました。ドラマとともに、楽曲も楽しんでいただけるとうれしいです」と楽曲に込めた思いを明かしている。

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