羽生結弦を大特集! 数々の戦いやアイスショーの舞台裏&プロ転向後の最新の姿に迫る

CS放送のテレ朝チャンネル2は9月10・11日に、プロ転向を表明したフィギュアスケートの羽生結弦を大特集。10日は「ファンタジー・オン・アイス2022 幕張&名古屋舞台裏SP」(午前11:00)、「ファンタジー・オン・アイス2022 静岡舞台裏SP」(午後0:00)に続いて、「フィギュアスケート フォト&ムービー 羽生結弦編~北京五輪から新しいスタートへ~」(午後1:00)を、11日は「特別版!羽生結弦 感動をありがとう~終わりなき挑戦~」(午後0:00)を放送する。

羽生は、2014年のソチ五輪フィギュアスケート男子シングルでアジア人初の金メダルを獲得。同年3月には世界選手権で初優勝し、その後もグランプリファイナル4連覇、世界選手権で2度目の優勝を果たすと、18年の平昌五輪において、フィギュアスケート男子で66年ぶりとなる五輪2連覇を達成。ほかにも、初の4回転ループ成功やトータルスコア330.43点の世界記録(15年当時)をたたき出すなど、数えきれないほどの偉業を成し遂げてきた。そんな羽生が、今年7月19日に、今後は競技会へは参加せず、プロとしてフィギュアスケートを続けていくことを表明。日本のみならず、世界中のファンから惜しまれつつも、新たな世界へと踏み出す羽生へ、数多くの称賛の声が届けられた。

そこで、これまで数々のフィギュアスケートの国際大会や特集番組を放送してきた同チャンネルでは、羽生の新たな門出を祝福し、4本の特別番組を編成。羽生ファン、スケートファンはもちろん、スポーツファンにとっても永久保存版といえるスペシャルプログラムとなっている。

まず、10日には、幕張、名古屋、静岡で行われた「ファンタジー・オン・アイス2022」の舞台裏を追った2番組をオンエア。数あるアイスショーの中でも、ファンから高い支持を得てきた「ファンタジー・オン・アイス」が今年、3年ぶりに開催された。オリンピックや、世界選手権で活躍する現役トップスケーターから、競技を引退したレジェンドスケーターまで、国内外のトップスケーターが集結。羽生はそこで、北京五輪以来となる演技を披露し、競技だけではなくアイスショーのリンクも真剣も取り組み、演出面でもこだわりを見せていた。

名古屋公演では、羽生が演技中にリンクに空いた穴を見つけ、急きょスタッフに整氷をリクエスト。ショーが中断する間にも、観客を飽きさせないようリンクでパフォーマンスを行うなど、羽生らしい気配りを見せた。さらに、久々に再会した仲間と談笑する姿など、舞台裏での素顔を紹介するほか、羽生の演技を、各カメラの単体映像を集めたマルチ画面の放送では、あらゆる角度から演技を堪能できる。加えて、織田信成のメークシーン、空中技で会場を沸かせた“エアリアル”の知られざる舞台裏、三原舞依選手の振り付けシーンや、世界女王の坂本花織選手のオフショットなど、盛りだくさんの内容を届ける。

続く、「フィギュアスケート フォト&ムービー 羽生結弦編~北京五輪から新しいスタートへ~」では、フィギュアスケートのカメラマンとして数々の作品を残してきた田中宣明氏と能登直氏にスポットを当てる。2人は、羽生を小学生の頃から撮影し続け、写真集は増刷されるほどのヒットを記録。そんな2人は、北京五輪でも羽生の一挙一動を撮影。番組では、けがを抱えながらも前人未到の大技・4回転アクセルに果敢に挑んだ羽生の戦いの軌跡を、未公開分を含めた膨大な写真で追う。

また、競技後の練習で披露し、意味深と話題となった“歴代14プログラム”にも注目。過去の大会での競技映像とともに、北京五輪までの羽生のスケーター人生を振り返る。さらに、プロスケーターとしての羽生の姿も最新の写真と動画で紹介。長きにわたって羽生を間近で追い続けた田中氏、能登氏だからこそ表現できる姿を映し出す。

そして、「特別版!羽生結弦 感動をありがとう~終わりなき挑戦~」は、7月23日にテレビ朝日系で放送された緊急特番に、未公開トークを含めた特別版。羽生本人と、彼をよく知る松岡修造、荒川静香、織田らもスタジオに登場し、「16歳」「壁」「逆境」「世界最高」「4回転アクセル」という五つのテーマで、羽生の終わりなき挑戦を深堀りする。長年、羽生を追い続け、30回以上ものインタビューを行ってきた松岡が、羽生を初めてインタビューしたのが16歳。当時のインタビューを振り返るほか、ライバルであるパトリック・チャンとの壮絶な戦い、GPファイナルやソチ、平昌五輪などでの演技や貴重映像とともに、羽生の軌跡・素顔・哲学に迫る。

Twitterで募集したファンからの質問に答えたり、4回転アクセルを体を使って解説するなど、地上波では入りきらなかった未公開トークがたっぷり含まれており、プロ転向後の羽生の思いがさらに克明に語られる特別番組となっている。

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